AIポートレートのプロンプト例25選と、うまくいく理由
ヘッドショット、雑誌風、絵画風、映画風に使える、コピーして使えるAIポートレートのプロンプト。その裏にある構造もあわせて解説するので、自分で書いたり、うまくいかないプロンプトを直したりできます。
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この記事の内容
AIポートレートに最適なプロンプトは、4つのことをわかりやすく具体的な言葉で説明しています。構図(胸から上、上半身)、光(左からのやわらかい窓の光)、背景(無地の暖かみのあるグレー)、そしてスタイルや画材(自然なカラー写真、油絵)です。この4つを押さえれば、ほとんどのポートレートは1回目か2回目で使える仕上がりになります。
以下では、使い回せる構造、雰囲気ごとにまとめた25のプロンプト例、そしてプロンプトがうまくいかないときのトラブルシューティングを紹介します。
4つの要素でできたポートレートのプロンプト
このガイドのプロンプトは、すべて同じ骨組みに沿っています。
- 被写体と構図。 誰を、どのくらい写すか。「ネイビーのブレザーを着た女性の、胸から上のポートレート」。
- 光。 方向、質、色。「左側の大きな窓から入るやわらかい日光」。
- 背景と場面。「無地の暖かみのあるグレーのスタジオ背景」や「ぼけた本棚」。
- スタイルや画材。「自然なカラー写真、浅い被写界深度」や「ラフな水彩」。
任意の5つ目:雰囲気や表情。「リラックスして、少し微笑む」。
なぜこの順番なのでしょうか。モデルは前のほうの言葉を重く扱います。そして構図は、いちばん間違えやすいところです。構図を書かないと、顔が数ピクセルしかない全身写真が出てきます。プロンプトの構造をもっと詳しく知りたいなら、AI画像生成のプロンプトの書き方を参照してください。
自分の写真をもとにする場合(ヘッドショットやスタイル変更のツール)は、顔の説明は省いて、それ以外に集中して構いません。
ビジネス用ヘッドショットのプロンプト
- 胸から上のヘッドショット、チャコールグレーのブレザー、左からのやわらかい窓の光、無地の薄いグレーの背景、自然なカラー写真、リラックスした表情。
- 企業向けヘッドショット、白いシャツ、やわらかい補助光のある均一なスタジオ照明、ニュートラルな青みがかったグレーの背景、目にくっきりピント。
- スタートアップ風ヘッドショット、カジュアルなニット、明るい自然光、背景にぼけたモダンなオフィス、暖かいトーン、親しみやすい笑顔。
- クリエイティブ職のヘッドショット、黒のタートルネック、ドラマチックな横からの光、深いチャコールの背景、高いコントラスト。
- 屋外のヘッドショット、薄手のジャケット、被写体の背後に午後遅くの太陽、やわらかくぼけた緑の木々、髪に暖かいリムライト。
LinkedIn用の写真については、LinkedIn用のAIプロフィール写真を上手に作る方法で詳しく説明しています。
雑誌風・ライフスタイルのプロンプト
- カフェの窓際に座る上半身のポートレート、朝の光、コーヒーカップから立つ湯気、落ち着いたフィルムの色。
- 街の通りを歩くポートレート、ゴールデンアワー、浅い被写界深度、歩いている途中の自然な一瞬。
- 日の差すキッチンでのポートレート、リネンのシャツ、窓辺の植物、やわらかく自然な色。
- 夕暮れの屋上でのポートレート、背後にぼけた街の明かり、寒色の青いトーンに顔だけ暖かい光。
- 図書館で本を読むポートレート、暖かいランプの光、ピントの外れた本の列、静かな雰囲気。
絵画風・アート風のプロンプト
- 胸から上の油絵の肖像画、暗い背景、左上からのレンブラント風の暖かい光、見える筆致。
- ラフな水彩の肖像画、やわらかくにじむ輪郭、落ち着いた青と黄土色、のぞく白い紙。
- 質感のある紙に木炭で描いたスケッチの肖像画、強い影、描きかけの縁。
- ポップアートの肖像画、はっきりしたベタ塗りの色、網点、太い黒の輪郭線。
- アール・ヌーヴォーの肖像画、流れる髪、装飾的な花の縁取り、落ち着いた金と緑。
映画風・ドラマチックなプロンプト
- 映画のようなクローズアップ、ネオンのピンクとティールの光、背後の窓に雨、ムーディー。
- フィルム・ノワールのポートレート、白黒、ブラインド越しの硬い光、中折れ帽、たばこの煙はなし。
- 一本のろうそくに照らされたポートレート、深い影、暖かいオレンジの光、暗い部屋。
- SFのポートレート、清潔な白い宇宙船の内部、やわらかく冷たい光、ミニマル。
- 夕暮れの砂漠でのポートレート、髪をなびかせる風、長い影、広く暖かいトーン。
ファンタジー・テーマ別のプロンプト
- ファンタジーのポートレート、銀の葉の装飾があるエルフの鎧、霧の森、やわらかく拡散した光。
- 中世の王族の肖像画、ベルベットのローブ、金の王冠、描かれた城の背景、油絵風。
- サイバーパンクのポートレート、あごのラインに光るインプラント、ネオンサイン、夜の雨。
- 1990年代の卒業アルバムのポートレート、レーザー柄の背景、やわらかいスタジオのフラッシュ、少し色あせた色。
- ヴィクトリア朝の写真館のポートレート、セピアの写真、改まったポーズ、描かれた背景。
ポートレートのプロンプトがうまくいかないとき
顔が小さすぎる。 「胸から上」「クローズアップ」と、構図をはっきり加えましょう。
全員がエアブラシをかけたように見える。 「自然な肌の質感」と指定し、「完璧な」「つるつるの肌」といった言葉は避けましょう。
スタイルがちぐはぐ。 おそらく、ぶつかり合う2つのスタイル(「写実的な水彩」など)を指定しています。ひとつに絞りましょう。
光がのっぺりしている。 「左からの光」「逆光」「真上から」のように方向を指定しましょう。「良い照明」はモデルにとって何の意味もありません。
自分に見えなくなった。 年齢、体型、「モデル」「美しい」など、別の人を連想させる言葉を外しましょう。顔ではなく、場面を説明します。
手や文字が崩れる。 もっと寄ってトリミングするか、再生成しましょう。どちらも、どのモデルでも弱点のままです。
ポートレートのプロンプトで使える光の語彙
光は、プロンプトの中で結果にいちばん大きく影響する部分なのに、多くの人があいまいに書いています。次の言葉は写真や絵画から来たもので、現在の画像モデルはたいてい理解します。
- 窓の光(ウィンドウライト)。 片側からの、やわらかく方向性のある日光。自然で人を美しく見せる、ヘッドショットの定番です。
- レンブラント・ライティング。 片側の高い位置からの光で、影になった頬に小さな三角形の光が残ります。古典的でドラマチック。
- バタフライ・ライティング。 正面のやや上からの光で、鼻の下に小さな影ができます。華やかで、ビューティー系のポートレートによく使われます。
- スプリット・ライティング。 顔の半分に光が当たり、半分は影。ムーディーで、クリエイティブや映画風の雰囲気に向いています。
- 逆光・リムライト。 被写体の背後からの光で、髪や肩の輪郭を縁取ります。暗い背景から被写体を浮かび上がらせます。
- ゴールデンアワー。 日の出直後や日没前の、低く暖かい日差し。暖かい肌の色と長い影。
- 曇り空。 均一で影のない光。ありのままで落ち着いていて、自然な肌を見せたいときに向いています。
光の言葉をひとつ選び、方向(「左から」)と、必要なら色(「暖かい」「冷たい青」)を組み合わせれば、写真家がセットするものの大半をカバーできます。
本当に役立つレンズとカメラの言葉
いくつかの写真用語は、ポートレートの見た目を確実に変えます。
- 「浅い被写界深度」 は背景をぼかし、顔に注目を集めます。
- 「85mmのポートレートレンズ」 は、人を美しく見せる、やや圧縮された顔のプロポーションとやわらかい背景になりやすい言葉です。「24mm」のような広角の言葉は、カメラに近い部分を誇張するので、クローズアップではめったに美しく見えません。
- 「目線の高さ」 はカメラを中立に保ちます。「ローアングル」は被写体を大きく堂々と、「ハイアングル」は小さく見せます。
- 「フィルムグレイン」 や、フィルムの雰囲気の指定(「落ち着いたフィルムの色」)は、生成画像のデジタルっぽいつやを和らげます。
全部使う必要はありません。4つの要素の構造に、レンズや構図の言葉をひとつ加えれば、たいてい十分です。
自分の写真に合わせてプロンプトを調整する
自分の写真にヘッドショットやスタイル変更のツールを使うとき、プロンプトの役割は少し変わります。モデルはすでにあなたの顔を持っているので、顔を説明するのは良くて無駄、悪ければ矛盾した指示になります。実際の自分と違う年齢、特徴、表情の説明はすべて削り、服、光、背景、スタイルの部分を残しましょう。たとえばプロンプト1は「チャコールグレーのブレザー、左からのやわらかい窓の光、無地の薄いグレーの背景、自然なカラー写真」になります。メガネや髪型など、残したいものがあれば明記しましょう。スタイル変更では、小さな細部が落ちることがあるからです。
書き直さず、少しずつ調整する
すばらしいポートレートへの最短の道は、ほぼうまくいっているプロンプトを残して、一度にひとつの部分だけ変えることです。まず光、次に背景、それからスタイル。各ステップでいくつかバリエーションを生成しましょう。
どのプロンプトも、ブラウザのスタジオに貼り付けて使えます。架空のポートレートならテキストからの画像生成を、自分の写真に当てはめるならAIヘッドショットやスタイル変更のツールを使ってください。
よくある質問
- 良いAIポートレートのプロンプトとは?
- 良いポートレートのプロンプトは、被写体と構図、光、背景、スタイルや画材を、わかりやすく具体的な言葉で指定しています。「胸から上、左からのやわらかい窓の光、無地のグレーの背景、自然なカラー写真」のほうが、品質を表す形容詞を長々と並べるより効果的です。
- 「8k」や「masterpiece(傑作)」といった言葉は効きますか?
- 最近の画像モデルでは、ほとんど効果はありません。ネットから集めた画像の説明文で学習した、古いモデル向けの回避策でした。実際にほしい光、レンズ、場面を説明するほうが、はるかに大きな効果があります。
- ポートレートのプロンプトを使っても自分の顔を保つには?
- テキストだけから画像を作るのではなく、AIヘッドショットやスタイル変更のように、自分の写真をもとにするツールを使いましょう。そのうえで、年齢や人種を変える言葉や「〜になる」のような、本人を変えてしまう言葉は避け、服、光、場面を説明します。
- ポートレートのプロンプトはどのくらいの長さがいい?
- たいてい1〜3文で十分です。すべてのフレーズが見た目に何かを加えているなら長くても構いませんが、矛盾するスタイルを重ねたり、同じことを繰り返したりすると失敗します。
- これらのプロンプトはどのAIツールでも使えますか?
- 使えます。わかりやすい描写の言葉で書いているので、現在のほとんどの画像モデルで通用します。結果はモデルによって変わるので、それぞれのプロンプトを出発点として調整してください。
